音信不通・ブロックされた直後にやってはいけない3つのこと|回避型を追うほど離れる理由
昨日まで普通に話していた。
「おやすみ」も言った。
なのに次の日から、返事が来ない。
既読もつかない。
嫌な予感がして確認したら、ブロックされていた。
……こういうとき、頭では「今は連絡しない方がいい」と分かっていても、心はまったく言うことを聞いてくれません。
「何か怒らせた?」
「最後に言ったあれが原因?」
「誤解されてるだけなら、ちゃんと説明したい」
「このまま何もしなかったら、本当に終わっちゃうんじゃないか」
夜中に何度もLINEを開く。
過去のトークを上までさかのぼる。
相手のSNSを見てしまう。
文章を書いて、消して。また書く。
たぶん今この記事を読んでいる方の中にも、そんな状態の人がいると思います。
まず知っておいてほしいのは、
音信不通やブロックの直後は、「何を言えば戻ってくるか」を考える時期ではない
ということです。
むしろ最初にやるべきなのは、
これ以上、関係をこじらせないこと。
そしてもうひとつ。
あなた自身が、これ以上ボロボロにならないこと。
今日はそのために、ブロック直後についやってしまいやすい3つの行動と、その代わりにできることをお話しします。
音信不通・ブロックされたから「回避型」とは限らない
先に、ここは大事なのでお伝えしておきます。
ブロックした。
返信しなくなった。
突然距離を置いた。
それだけで、その人を「回避型」「恐れ回避型」と判断することはできません。
怒っているのかもしれない。
関係を終わらせようとしているのかもしれない。
仕事や生活でいっぱいいっぱいなのかもしれない。
あるいは、人と近くなりすぎると苦しくなって、距離を取ることで自分を落ち着かせるタイプなのかもしれません。
理由は、その人によって違います。
ただ、回避傾向が強い人や、恐れ回避的な反応をする人の中には、親密な関係で感情が大きく動いたとき、
「話し合いたい」
ではなく、
「今は離れたい」
が先に出る人がいます。
ここを知らないまま追いかけると、二人の間でかなり苦しいことが起こります。
なぜ「追いかけるほど離れる」が起こるのか
相手は「嫌い」ではなく、「もう処理できない」こともある
たとえば喧嘩をしたあと。
あなたとしては、
「誤解されたまま終わりたくない」
「ちゃんと話せば分かるはず」
と思います。
だから説明する。
でも、すでに感情的にいっぱいいっぱいになっている人には、その説明さえ、
「また話し合わないといけない」
「返事を求められている」
「これ以上、感情に向き合いたくない」
と感じられることがあります。
こちらは「仲直りしたい」。
向こうは「今は離れたい」。
悪意がなくても、ここですれ違います。
そしてあなたは「離れられるほど追いたくなる」
逆に、突然距離を置かれた側はどうなるでしょう。
昨日まであった関係が、何の説明もなく消える。
当然、不安になります。
「何が起きたの?」
「どういうこと?」
「せめて理由を教えてよ」
そう思います。
特に、見捨てられることへの不安が強い人の場合、相手とのつながりが突然切れることで、愛着の不安が一気に刺激されることがあります。
仕事中もスマホを見る。
通知が鳴ると、心臓が跳ねる。
食欲がない。
眠れない。
夜中の2時、3時になっても相手のことを考えている。
そして、だんだんこう思い始めます。
「何かしなきゃ」
ここから追う行動が始まります。
「追う人」と「逃げる人」は、こうしてできあがる
不安だから連絡する。
相手は負担を感じて、さらに離れる。
もっと不安になる。
もう一度連絡する。
さらに離れる。
このループです。
お互い、最初から相手を傷つけようとしているわけではありません。
でも、
一人は安心するために近づき、一人は安心するために離れる。
ここが真逆なんです。
だからこの時期、「もっと頑張って伝えればなんとかなる」と動き続けることが、かえって逆効果になることがあります。
ブロック・音信不通の直後にやりがちな3つのこと
1.長文で「全部説明すれば分かってくれる」と思う
これは本当に多いです。
誤解されたくない。
本当はこういう意味だったと伝えたい。
どれだけ大切だったか分かってほしい。
これまでの出来事を説明したい。
気がつけば、LINEの画面いっぱいに文章を書いている。
送る前は、
「これを読んだら分かってくれるかもしれない」
と思うんです。
でも、すでに距離を取りたくなっている相手からすると、長文は内容を読む前から、
「これ全部に向き合わないといけないのか……」
と感じることがあります。
もっとつらいのは、そのあとです。
勇気を出して送った。
でも返信がない。
すると今度は、
「あの書き方が悪かった?」
「もう少し説明した方がいい?」
「最後にもう一通だけ……」
となる。
そして二通、三通と増えていく。
この「最後にもう一通」は、だいたい最後になりません。
2.別アカウント・別SNSから連絡する
LINEをブロックされた。
でもInstagramなら届く。
インスタもダメならメール。
電話番号はまだある。
……こう考えてしまうことがあります。
そのときの気持ちは、
「一度でいいから話したい」
なんですよね。
責めたいわけでも、怖がらせたいわけでもない。
ただ、「お願いだから無視しないで」と思っている。
でも相手側から見ると、かなり違って見えることがあります。
ひとつのドアを閉めたら、別のドアから来た。
そこも閉めたら、今度は窓から来た。
そんなふうに感じられてしまうことがあるんです。
特に相手から、
「連絡しないでほしい」
と明確に言われている場合や、連絡経路をブロックされている場合は、その境界線を越えて別の方法で接触を続けることはおすすめしません。
復縁以前に、
「嫌だと言ったときに止まってくれる人なのか」
という問題になってしまうからです。
3.共通の友人から探りを入れる
直接連絡するのはまずい。
だったら友達に、
「最近あの人どうしてる?」
と聞いてもらえばいい。
これも、やりたくなります。
だって何も分からないんです。
怒っているのか。
もう嫌いなのか。
他に好きな人ができたのか。
体調でも崩しているのか。
何でもいいから情報がほしい。
「分からない」という状態は、それだけ苦しいからです。
ただ、第三者を使って相手の様子を探ろうとすると、本人は、
「二人のことを周りに話された」
「友人まで使って追いかけられている」
と受け取る可能性があります。
共通の友達も困ります。
どっちの味方にもなりたくないのに、間に立たされる。
結果として、二人だけだった問題が周囲まで巻き込む話になってしまうことがあります。
じゃあ、ブロックされた直後は何をすればいい?
ここまで読むと、
「じゃあ何もしないで待てってこと?」
と思うかもしれません。
でも僕は、「何もしないでください」と言いたいわけではありません。
何もしないなんて、無理です。
これだけ心が揺れているのだから。
だから、
行動を止めるんじゃなくて、行動の向きを変えてみてください。
送りたい文章は書いていい。送るのを24時間だけ待つ
「送りたいなら我慢してください」
ではありません。
書いていいです。
むしろ全部書いてください。
言いたいことも、悔しかったことも、
「戻ってきて」
も、
「なんでこんなことするの」
も。
ただし、その文章はいったんメモ帳に置いておく。
送信だけ、24時間待ってみる。
一生送らないと決めなくていいんです。
「今日は決めない」。
それくらいでいい。
感情が一番高い夜に書いた文章を、次の日の昼に読むと、
「あ……これは送らない方がいいかも」
と思うことがあります。
未来の自分に、判断を少し預けてみてください。
「相手に言いたいこと」の下に、「本当は何が怖い?」と書く
たとえば、
「どうして無視するの?」
と送りたくなった。
その下に一行、
「本当は何が怖い?」
と書いてみてください。
もしかすると、
「このまま捨てられるのが怖い」
かもしれない。
「ちゃんと話してよ」
の下には、
「何が起きたか分からないまま終わるのがつらい」
があるかもしれません。
「一度だけ返事して」
の下には、
「私との時間まで全部なかったことにされた気がして悲しい」
があるかもしれない。
ここまで言葉にできると、
「相手をなんとかしたい」
でいっぱいだった頭に、
少しだけ「自分」が戻ってきます。
連絡できるなら「一度だけ・短く・返事を迫らない」
まだブロックされておらず、相手から「連絡しないで」とも言われていない。
そのうえで、一度だけ伝えておきたいことがある。
そんな場合は、文章をできるだけ短くします。
意識したいのは「短くする」「責めない」「返信を迫らない」の3つです。
たとえば、
「急に連絡が途絶れて心配しています。今は少し距離が必要なのかなと思っています。落ち着いて話せそうになったら、そのとき連絡をもらえたらうれしいです。」
このくらい。
ここからが大事です。
送ったあと、追加説明をしない。
「あ、あとこれだけ」
を送らない。
既読になったかを30秒ごとに確認しない。
相手が考える時間を、こちらから埋めない。
ここまで含めて「一通」です。
「連絡しなかったら、そのまま忘れられそう」で怖い
たぶん、一番怖いのはここだと思います。
「今ならまだ間に合うんじゃないか」
「私から連絡しなかったら、向こうも終わったと思うんじゃないか」
「その間に別の人を好きになったら?」
そんなことを考えてしまう。
そして、不安を消したくて連絡したくなる。
でも、
不安がなくなってから連絡を止める必要はありません。
怖いままでいいんです。
送りたいままでいい。
スマホを見たいままでもいい。
その状態で、
「今日は送らない」
を選ぶ。
まずはそれだけです。
明日のことまで決めなくていいです。
「追わない」=「諦める」ではない
ここは、すごく伝えたいところです。
連絡を止めたら負け。
追わなかったら終わる。
そう思っている人がいます。
でも、
相手を追わないことと、相手を諦めることは別です。
今すぐ答えを取りに行かない。
それだけです。
そして、少し皮肉なのですが、
「絶対にこの人を失いたくない」
と必死になっているときほど、
自分がその関係で何を感じていたのか、
その関係は本当に安心できるものだったのか、
そういう大事なことが見えなくなります。
あなたは本当に、
「その人」
を取り戻したいのでしょうか。
それとも、
突然切られてしまったことで、
「見捨てられていない自分」
を取り戻したくなっているのでしょうか。
ここは、似ているようで少し違います。
ブロックされた夜、自分を責め続けているあなたへ
夜って、よくないんですよね。
昼ならなんとか仕事をしていられたのに、家に帰って一人になると急に苦しくなる。
過去のLINEを読む。
楽しかった写真を見る。
最後の会話を何度も確認する。
「あそこで私があんなこと言わなかったら」
「もっと優しくできていたら」
「重くならなかったら」
と、自分ばかり責める。
でも、人間関係は一人だけで作るものではありません。
あなたに振り返るところがあるかもしれない。
相手にもあるかもしれない。
まだ、何も分からないかもしれない。
だから今夜、全部の答えを出さなくていいです。
まず、
眠る。
何か食べる。
お風呂に入る。
誰かと話す。
スマホを少し遠くに置く。
そこからでいい。
今必要なのは、相手を動かすための完璧な言葉より、
あなたがもう一度、落ち着いて考えられるところまで戻ってくることです。
まとめ|今は「戻す」より、「これ以上こじらせない」
突然の音信不通やブロックが起きると、人は不安になります。
だから長文を送りたくなるし、別のSNSから連絡したくなるし、共通の友達に聞きたくなる。
その気持ちは、責めなくていい。
ただ、不安のまま動き続けると、
追う。
離れられる。
もっと不安になる。
もっと追う。
このループに入ることがあります。
そんなときは、送る前に24時間置いてみる。相手に送りたい言葉を、まず自分の気持ちとして書いてみる。連絡できる状態なら、一度だけ短く伝えて、そのあとは相手の時間を埋めない。
そして、ブロックや「連絡しないで」という意思表示があるなら、その境界線は尊重する。
今すぐ、この関係の結論を出さなくても大丈夫です。
追いかけないことは、諦めることではありません。
一度立ち止まって、
「相手はどう思っている?」
だけではなく、
「私は今、何がこんなに怖いんだろう?」
にも目を向けてみてください。
そこから、次にすることが少しずつ見えてきます。
ひとりで「連絡する・待つ」を決められなくなっている方へ
ブロックされた直後は、
「連絡した方がいいですか?」
「何日待てばいいですか?」
「これは回避型だからですか?」
という答えを探し続けてしまいます。
でも実際には、
いつから関係が変わったのか。
直前に何があったのか。
これまで相手は、近づいたあとに急に離れることがあったのか。
あなたは今、何が一番怖くなっているのか。
ここを整理しないまま、「7日待つ」「1か月連絡しない」と数字だけ決めても、うまくいかないことがあります。
愛着先生のLINE・カウンセリングでは、相手を「回避型」と決めつけて攻略するのではなく、
いま二人の間で何が起きているのかを整理して、あなたが次にどう動くかを一緒に考えます。
「こんな状態で相談していいのかな」
と思う段階でも大丈夫です。
むしろ、送りたいLINEを送ってしまう前に、一度整理してみてください。
※本記事は、愛着理論などの心理学的知見をもとにした一般的な情報提供を目的としています。音信不通やブロックという行動だけから、相手の愛着スタイルや心理状態を断定することはできません。
また、本記事は医療上の診断・治療を目的とするものではありません。不眠や食欲低下、強い落ち込みなどが続き、日常生活に大きな影響が出ている場合には、医療機関や専門機関への相談もご検討ください。


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